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人生で初めて1ヶ月続いた日記の感想

10月はじめから日記を始めた。 今日はその日記について。

きっかけ

春から家から一歩も出ず変化のない日が続くことが多く、次第に時間感覚が失われていき、一昨日にやったことと2週間前にやったことの区別がつかなくなるくらいまで達したことに気づいたのがきっかけ。

これはまずいと思い、自分が食べたもの、やったこと、行った場所、感じたことを記録することにした。 日記を書くことで自分のやったことを振り返られるようにして、家にいても一日一日の変化を感じようと思った。

内容

一日目の一部を抜粋すると次のような内容だった。


朝食 卵かけご飯、インスタント味噌汁
昼食 和風パスタ
夕食 惣菜の寿司と豚の生姜焼き? 春菊のおひたし ご飯

日々誰にも合わず家からも出ない日が続くので、何かを残したい気持ちになり、日記をはじめてみる。 過去に日記を続けられたことはないのだが、今回こそ。強制ではないけどなるべく毎日、内容の濃さよりも継続することを大事にしていきたい。

今日は日曜日で、10時前くらいに起きた。

午前中はだらだらブラウジングして、午後は memo.basd4g.net のデザインを調整したり、favicon をつけたり、Hugoの設定を変えたり。 あとずっと放置していた大学の研究倫理eラーニングとやらをやった。Webサーバのレスポンスが遅くて離脱しそうになった。

卒業研究の準備を進める日にしようと思っていたのだけど、これに取り組んだのは結局夜になってから。 数日前に教授に頂いた資料を読みながらテーマを考える。明日はゼミと面談があるので、どんな内容を面談で話すかざっくり決めておいた。

義務感で何かをやるのは苦手で、卒業研究も自分の興味が一定あるのに「やらねば」と思うほど手が出なくなる。悪い癖だ。 やり始めてしまえば多少は手を動かして進むので、「辞めてもいいから5分だけやろう」みたいな自分へのルールを課していかないとだめだな。

これを書いている時間は既に10/05 1:32だが、寝る前までは10/04カウントとする。今後も寝る前までは日付を超えても前日扱いで日記を書いていこう。


こんな感じでその日食べたものと日記を書いた時間は毎日書いて、あとは自由に書いていた。

実家に住んでいるので母の作った料理を食べることが多いが、いざ毎日何を食べたかを記録しようとすると結構考える。 出てきたものをなんと表記するか、素材はなにか、味付けはなにか、見た目と自分の味覚で判断してから聞いて答え合わせをするのが日課になった。

日記を書いていた時間はいつも寝る前だった。

結果

日記を始めた日から昨日まで2020/10/04 - 2020/11/30 までの 58日間で集計したら以下のようになった。

  • 書いた合計日数: 45日 (58日中)
  • 連続して書いた日数: 41日 (10/04-11/13)
  • 最も長かった文字数: 1943文字 (10/08)
  • 最も短かった文字数: 100文字 (11/26)
  • 一日の平均文字数: 692文字 (31181文字/45日)

11月中旬までは毎日書いていて、それ以降はあまり書いていない。 (正確にはあとからその日のことを振り返って書いている日が数日ある。) 量は書かなくてもいいから毎日続ける当初の目論見は一ヶ月以上続いたし、一日の分量もわりと書いていた。 明らかに日記を書くのがちょっと楽しかったのだろう。自分への義務感でこの数字にはならない。

よかったこと

  • 時間を有効に使えた感触を味わえる
  • 自分の感情を文章で言語化する練習
  • (毎食メモしていたので)自分で作る食事の献立の参考になる
  • (起床/就寝時間をメモしていたので) 生活リズムの可視化
  • (寝る前に書く習慣ができていたので) 寝落ちではなく自分の意志でベッドに入るようになった
  • 就寝前の内服薬を忘れずに飲むことができた
  • 継続することの実績

当初の狙い通り、毎日を振り返ることで「気づいたら一日/一週間/一ヶ月が終わっていた」と時間を無駄にした感を感じることがなくなった。 これは結構大きな成果で、意識してみると何もやっていないようで何かをこなしていたりしているし、逆に本当に何もやっていない日も自覚できる。

それまでの感覚だけでなんとなくダラダラしていると罪悪感を感じて微妙な気持ちになるのとは違って、何もしていないから日記に多少書けるようになにかやろうと思えたり、最近活動的だったし今日はダラダラするか、と心の整理がつくことが増えた、気がする。

改善したいこと

  • 夜型の生活リズムを改善できなかった
  • スマホから書く手段を用意していなかったので書くのが億劫になることがあった
  • すべて非公開を前提としていた記事
  • 見返しづらいフォーマット
  • さらに長い期間続ける

まず1つ目は生活リズム。日記を書いたら寝る、という習慣がついていたのでそれを利用して早く日記を書いて早く寝るようにすべきだった。

次に公開について。 毎日書くとプライベートな内容が多くなること、公開する文章を書くのはハードルが上がることから非公開前提で書いていたけれど、日記を続けているうちにTwitter上で毎日公開するログを書いている人を数人観測した。 すごいなぁ。公開前提で書くのもありだったかもしれない。

あとは日記のフォーマットについて。 Webアプリを作って見返せるようにしていたけど、見通しがあまり良くなかった。 1000字くらいある記事が並んでいると、ぱっと見で何をしたかを振り返れないので、箇条書きの項や目次欄をつくるなどの見返しやすいフォーマットでかけるようなテンプレートを用意すればよかった。 当初予想していたよりも長めの文章を書いていた日がそこそこあったのも一因。

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日記を閲覧するために作っていたWeb Appのkeepa

最後に

(ブログではない、純粋な)日記を書いてみる試みは総じて良かった。 自分の行動に自覚的になれるし、案外楽しい。

夏休みの1行日記なんかはまとめて書くタイプだったし、今まで継続的に日記を書けたことはなかったが、やってみると思ったより続いて(一ヶ月だが)自分で驚いた。

他人に公開しないものは今回の日記の続きとして、特に公開して問題ないものはブログとして、一日の記録を気軽に書く感じで無理なく続けていきたい。